本日,5年生を対象に夢の教室が開催されました。
今年の夢先生『ユメセン』は,石野枝里子先生。北海道帯広市出身のスピードスケート選手です。トリノオリンピック出場,ワールドカップで日本記録樹立(5000m,現在も同記録保持)などなどの実績をもち,現在は東京オリンピック・パラリンピックに関する仕事をされています。
5時間目は,体育館で体を使ったゲームをしました。メインゲームの1つは,全員ボールキャッチ。1人1個持ったボールをバウンドさせ隣の人がボールをキャッチするゲームです。3回ほど試してみましたが,キャッチできたのは20人ほど。そこで石野先生と作戦タイム。みんなで意見を出し合いました。石野先生と子ども達が考えた作戦は,「せいのでボールをバウンドさせる。」「ボールは高くバウンドさせる。」など。そしていざ,チャレンジ。5回のチャレンジ制限の中,4回目で見事成功させることができました。子ども達は大喜び。先生との距離が近づきました。
2つめは,円形シッポとり。全員で手をつなぎ,シッポをつけた仲間を15秒以上守るゲーム。これも,最初はうまくいきませんが,石野先生と子ども達のかんがえた作戦がハマリ,30秒と大成功でした。子ども達と石野先生の絆が強まりました。
ゲーム後,石野先生から「まさか,2つも成功するとは思いませんでした。まとまりの良い素晴らしいクラスですね。」とたくさんほめていただき,子ども達も大喜びでした。
6時間目は,教室で『夢先生による夢トークとみんなの夢』についての学習です。
石野先生は,小学生の頃,陸上競技を楽しんでいたこと。中学・高校生になってスケートに本気で取り組んだこと。オリンピック出場という夢をもち,一生懸命に努力し夢をかなえたこと。その後,一度は挫折したものの,復活しワールドカップで日本記録を出したこと。などの自身の歩んできた道について話をしてくださいました。「努力の大切さ」「常に前向きに取り組む」「やらないで後悔するよりやって後悔する」「夢をかなえるために,ノートに書く・言葉にするなどが必要」などの熱い思いが,子ども達にしっかりと伝わっていました。
最後に子ども達から自分の夢の発表がありました。「サッカーのワールドカップに出場したい。そのために上を目指して努力したい。」「プロ野球選手になりたい。そのために毎日の練習に集中したい。」「看護士になって人を助けたい。そのために勉強したり,人を助けたい。」「美容師になって人を笑顔にしたい。そのために学校に行ったり,友達の髪をセットしてあげたい。」と力強い発表でした。
子ども達にとって心の宝物になる一日となりました。