本日(7日),6年生は,総合的な学習の時間に職場体験に行きました。行き先は,「オホーツク総合振興局・藤幼稚園・本田菓子舗・厚生病院」でした。
オホーツク総合振興局では,振興局の仕事についてスライドを使って教えていただきました。その後,自分がパスポートを作ることを想定し,申請書を書きました。漢字やローマ字,学校での学習内容がたくさん活用されました。振興局職員として,(今回のために作っていただいた)パスポート申請書の内容が正しいかを確認する仕事体験もさせていただきました。全部で11か所の間違いをなかなか見つけることができず,「こんなに細かい所まで見るんだ。」「言われてみれば確かにこれも間違っているのか。」と,仕事の大変さも実感することができました。最後に振興局の中を案内していただくこともできました。売店や食堂,そして理髪店などがあることにとても驚いていました。振興局を案内してくださった総務課の方のわかりやすい説明やユーモアで楽しい体験となりました。
藤幼稚園では,6年生の子ども達が5つのグループに別れ,縦割りクラスにお邪魔しました。それぞれのクラスでは,絵画や折り紙制作,プレゼント作りのお手伝いをして楽しく過ごしました。幼稚園の子ども達は,小学生先生に大喜びし,すぐに仲良くなりました。6年生の膝の上にのって作業をする園児さんや目を輝かして自分の話をしてくれる園児さんに「かわいい~!」と6年生はメロメロになっていました。帰る頃には6年生にくっついて離れないお子さんもいるほど仲良くなりました。幼稚園児の様々な要求に,6年生が上手に対応している姿も素敵でした。
本田菓子舗グループの子ども達は,店に入ると甘い香りに一気にテンションが上がりました。調理場に行くと店主さんがケーキにクリームをぬっており,その繊細で器用な手さばきにくぎ付けになりました。お菓子の袋詰めやチーズケーキにケーキフィルムをつける作業をさせていただきました。ケーキを倒したり,傷つけたりしないようにみんな手を震わせながら慎重にフィルムをつけていました。お菓子の数や種類,初めて作ったお菓子,仕事の苦労や楽しさなどお菓子屋さんならではの様々な話も聞くことができました。最後にプレゼントとしてシュークリームをいただきました。満面の笑みで食べている子ども達の姿を見て,「こうした笑顔が見たくて作っているんだ」と店主さんが話すと,みんな少し照れくさそうにしていました。
厚生病院では,薬剤科・看護部・放射線科を見学させていただきました。薬剤科では,お医者さんから処方箋が出て,患者さんに薬が渡るまでの様子を見たり,説明したりしていただきました。マーブルチョコレートを薬に見立てて、機械で包装する体験もしました。看護部では,人口透析のしくみや様子を見せていただきました。人口透析は週3回,約4時間ずつ行うことや透析に使用する医療機器のしくみに感心や驚きがありました。放射線科では,レントゲンやCT・MRIを患者さんが利用している様子を画像や映像で見せていただきました。食道や胃にバリウムが流れていく様子や内臓が一瞬で輪切り映像になる様子にびっくりしていました。普段は見ることができない場所や貴重な体験をさせていただき,みんなの目は輝きっぱなしでした。
今日の貴重な体験は,子ども達の心にいつまでも残ることと思います。協力して下さったみなさんありがとうございました。