今日は,5・6年生を対象に能楽教室がありました。6名の先生達が,「小学生に能を知ってもらいたい。」と,実際の舞や演奏,体験を交えて教えてくださいました。
まず,能の歴史や所作,使われる道具や衣装,楽器について説明してくださいました。子ども達は,500年以上も前から伝えられている事に驚きながら話を聞いていました。能面を付けて歩く体験では,能面をつけてそろそろと歩く友達や先生の姿に,楽しそうな笑い声が聞こえてきました。能楽囃子に使われる楽器の説明では,楽器に使われる素材の多様さに驚いていました。
つぎに,お囃子に合わせた舞を見せて頂きました。初めて聞く音色,迫力ある声や拍子,歴史の重さを感じる所作,子ども達は圧倒され背筋をピンと伸ばして聞き入っていました。
後半は,6年生が楽器チームと謡チームに分かれ,能楽体験をしました。楽器チームは小グループごとに,能で使われる4種類の楽器を演奏させていただきました。謡チームは発声のしかたなどを教えていただき,真似をして大きな声で謡っていました。教えてもらうときには,担当の先生に深くお辞儀をし,緊張した面持ちで一生懸命行っていました。最後には深く腰を折ってお礼をする子ども達の姿が格好良かったです。とても素敵な能楽教室となりました。